チラシの裏の書き置き

技術的な話をするブログのタイトルじゃない気がする

Windowsでvagrant sshする

Vagrantの機能にvagrant sshするとその場で立ち上げたVMに入れるというのがあるのですが、Windowsだと標準で使えません。
TeraTermとか使って接続すればいいだけなのですが、ユーザー名とパスワード入れるのも面倒。

それならssh.exeにパス通せばいいじゃない!

sshを同梱しているようなソフトは無いと思いがちですが、Gitに搭載されているので、Gitのbinフォルダにパスを通すだけで使えるようになります。
Gitのインストール時に「Run Git and included Unix tools from the Windows Command Prompt」を選んでいる場合は通っていますが、
選んでいない場合は各自でパスを通す事になります。
自マシン(Win7 64bit)だとこの2箇所にパスが通っていました。

C:\Program Files (x86)\git\cmd;
C:\MinGW\msys\1.0\bin;

それぞれにssh.exeがあります。

後はコマンドプロンプトなりPowerShellssh -vってやって応答が返ってくれば設定完了です。

C:\> ssh -v
OpenSSH_5.4p1, OpenSSL 1.0.0 29 Mar 2010
usage: ssh [-1246AaCfgKkMNnqsTtVvXxYy] [-b bind_address] [-c cipher_spec]
[-D [bind_address:]port] [-e escape_char] [-F configfile]
[-I pkcs11] [-i identity_file]
[-L [bind_address:]port:host:hostport]
[-l login_name] [-m mac_spec] [-O ctl_cmd] [-o option] [-p port]
[-R [bind_address:]port:host:hostport] [-S ctl_path]
[-W host:port] [-w local_tun[:remote_tun]]
[user@]hostname [command]

OpenSSH_5.4p1が入っているようです。
ここまで確認できれば、後はvagrant sshでお楽しみ下さい。

C:\vagrant> vagrant ssh
Last login: Fri Mar 14 05:05:51 2014 from 10.0.2.2
Welcome to your Vagrant-built virtual machine.
[vagrant@localhost ~]$

弱点として、コマンドプロンプトPowerShellも、文字エンコードがShift-JISのようで場合によっては文字化けしてしまいます・・・。
vagrant sshする時はデーモンの再起動とか設定変更なのであまり関係無い気はしますが、ここだけ注意です。